2012年07月07日

西澤和彦 幻想即興曲 (7/2012) ☆☆☆☆1/2


幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇
幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇西澤 保彦

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西澤保彦の本格推理小説。
彼らしく、何重にも伏線を貼り、物語を入れ子にしている。
「響季姉妹探偵」シリーズと書いてあるが、シリーズを初見だ。

姉と妹、編集者のカコとピアニストのイコ。
二人の会話で謎解きがされる作品だが、物語が入れ子になっているため、最後の最後まであまりイコの存在は大きくない。

智香子(カコ)の前に原稿用紙の束がある。
これは、一度失われたものを、膨大な労力をかけて口述筆記して再度作り上げられたものだ。

作家の古結麻里は、大きな謎を抱えていた。
小さい頃にあこがれたピアノ教師、美奈子が人を殺した罪で逮捕された。
しかし、麻里は、美奈子が人を刺したと言われた時間に、美奈子が家にいてピアノを弾いているのを目撃しているのだ。


その謎を解けないままに麻里は高校に進み、そこで美奈子の友人、冬羽と出会う。
その出会いが麻里の人生を大きく変えることになるとは、まだ麻里は知らなかった…。

物語が入れ子になり、また複雑な人間関係が出てくるため、梗概を書くのも一苦労するような凝った作りになっている。
そして、最後に見事などんでん返しの推理が登場し、謎が解決する。
構成としては複雑だが、しっかりした本格推理小説に仕上がっている。さすがは西澤保彦、といえるだろう。

おすすめ度:☆☆☆☆1/2 意外な犯人、だけなくそこへ到るまでの道筋も凝っています。

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posted by 濫読ひで at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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