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石持浅海の本はたくさん読んでいる。
http://tinyurl.com/7f6nm9c
デビュー作(なのかな) BG,あるいは生けるカイニス
http://hidebook.exblog.jp/2830672/
は衝撃的だった。
その後の作品はSFと推理小説が半々という感じだろうか。
あるいはちょっとしたパラレルワールド的なもの。
この作品は推理小説だ。
以前読んだ「心臓と左手」
http://hidebook.seesaa.net/article/102197938.html
などの続編となる。
津久井操は、科学警察研究所の研究員だ。ここは警視庁の管轄の科学捜査研究所と違い、警察庁の管轄で犯罪捜査にかかわるさまざまな基礎研究をしている。
今回のパターンは、津久井が大迫警視正と「座間味くん」と呼ばれる男性と三人で飲みながら話をし、座間味くんが謎解きをする、というパターンになる。
操はいま、「失敗の研究」をしている。いろいろな事件において、警察が犯罪を防ぐのになぜ失敗したのか、ということの「分かれ目」を研究している。
つまり何が犯罪防止、あるいは犯罪実行の「分かれ目」になったのか、ということだ。
政治家が雨上がりにヤスで刺された。
なぜ刺されたのか?その分かれ目は「雨」だったのではないか、と操は言う。晴れて見通しが良くなったから、犯人は実行しやすくなったと。
だがここで座間味くんはある指摘をする。そこで、この事件の意味はいきなり違ってきたのだ…。
こんなパターンで話が続く。
座間味くんの推理には首肯できるもの、やられた!と思うもの、おかしい、と思うものいろいろある。
以前もあまり好きになれないパターンだったようだ。
というか石持浅海に対してのイメージなのかもしれない。
だが私はまた石持浅海を読むだろう。
これは結局好きなののかも知れない。
おすすめ度:☆☆☆1/2 本格推理です。
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ラベル:石持浅海