2012年05月27日

岩井志麻子 マカリーポン (5/2012) ☆☆☆☆

マカリーポン
マカリーポン岩井 志麻子

河出書房新社 2012-04-24
売り上げランキング : 152161


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
【送料無料】マカリーポン

【送料無料】マカリーポン
価格:1,680円(税込、送料別)

【送料無料】マカリーポン

不思議な小説だ。
エッセイかもしれないし、小説かもしれない。
フィクションかもしれないし、ノンフィクションかもしれない。

作家、岩井志麻子のエッセイのような形で全体は構成されている。
マカリーポンとは、古来よりタイに伝わる半人半植物の妖精だ。

ベトナムで出会った男に惚れて、毎月のように通いつめ、肉欲の日々をすごす。
そんな小説やエッセイを書いているうちに、ストーカーが現れた。
岩井志麻子と同じ行動をとりたい、同じ相手と寝たい、という女性だ。
彼女の小説を読めば、だいたいの場所や相手はわかる。
そしてそのストーカーは作者と同じことをして、満足を得ていくのだ。

作者はそんな女をモデルにした短編を書く。





こんな感じで、近所に住む女性二人(姉妹と言っているが母娘かもしれない)や、タイで殺された男たちの話などが出てきて、聞いた話のあと、小説が挿入される。だがその小説を書いたときの彼女は神がかりであったり、いろいろ不思議なことが起きていく。

私小説、というのがいいのかエッセイがいいのか。
いずれにしても不思議な構成だ。そして、彼女の赤裸々な人生の吐露は、読者を迷わせる。

おすすめ度:☆☆☆☆ 人の業、愛欲をどろどろと描き出しています。おそらく地の文の大部分はノンフィクションなのでしょう。

【送料無料】マカリーポン


ラベル:岩井志麻子
posted by 濫読ひで at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。