2006年10月30日

三並 夏 平成マシンガンズ (10/2006) ☆☆☆

平成マシンガンズ平成マシンガンズ
三並 夏

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中学三年生が書いた、ということで文藝賞を取り、出版されたもの。
いじめを受け、家庭も崩壊している女子中学生の心の葛藤を描いた作品だ。

彼女はカタルシスとして、夢のなかでマシンガンを撃ちつづける。
嫌いな相手に対して。 そして悪魔にも。

その一方現実は相変わらず容赦なくやってくる…


中学三年生が書いた、というのはすごいと思う。
しっかりしているし、心理描写もできている。


…しかし。
独立した一個の作品としてどうだろうか、というとまだ疑問をもたざるを得ない。
まずは、読みにくいのだ。

本人はある程度意図しているのだと思うが、読点が少なく、文がやたらと長い。

その結果、文がとても読みにくいのだ。

材料としては実生活から取られているかもしれないし違うかもしれない。
だがかなりリアルな部分もあるだろう。
同世代だからこそ書けるものもきっとある。

共感する人もいるし、反発する人もいるだろう。


私は、傍観するしかない。
どうしても自分のテーストと違うものについては、存在を認める以上のことはなかなかできないのだ。

作者の力量は認めよう。
この作品がそれほどではないにしても。


だが、彼女が25歳だったら、この作品が文藝賞を受賞できていたのか、個人的には疑問が残る。

もっといろいろ書いて、実力を証明して欲しい。

お勧め度: ☆☆☆ 作品としては不満が残ります。
ラベル:三並 夏 中学生
posted by 濫読ひで at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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