2006年10月29日

山之内 正文  八月の熱い雨 <便利屋<ダブルフォロー>奮闘記> (10/2006) ☆☆☆☆☆

八月の熱い雨 <便利屋<ダブルフォロー>奮闘記>八月の熱い雨 <便利屋<ダブルフォロー>奮闘記>
山之内 正文

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便利屋のかかわるミステリーの話だ。
先日「まほろ駅前多田便利店」http://hidebook.seesaa.net/article/25459731.html
を紹介したが、それとはちょっと趣が異なる。

ほのぼのミステリーだ。人は、死なない。

もちろん人の心にはいろいろなひだがあり、便利屋にそれを全部解決できるものではない。
だが、便利屋の存在は、解決のきっかけを与える可能性もあるのだ。

「便利屋の仕事は、代行の仕事が大半といっても過言ではない。(中略) ただし、代行とはいっても、やむをえず依頼されるときもあれば、たんに自分がやるのが面倒くさいからというだけで依頼される場合もある。」(187ページ)

そう。そして、その依頼の裏には、いろいろな人間模様があることが多いのだ。

便利屋の泉水(いずみ)は、女子大生の亜季をアシスタントにして、用事の代行をおこない、そしてアフターフォローとしての人々の人間関係の修復までやってのける。
こういうと泉水がスーパースターのようだが、実際はそうではない。
ちょっと思いやりがあるだけ、ただの平凡な人間だ。


便利屋は、人間観察という経験を積むためには格好の商売だろう。
そして、依頼の裏にある人間模様まで読めるようになれば、自然と客がついていくのかもしれない。

…私には無理だと思うが(笑)

お勧め度: ☆☆☆☆☆ ☆5つです。おもしろい、そして人が死なない。謎はちゃんと解き明かされ、解決も与えられる。 読んだ人はハッピーになれる。
それが一番じゃないですか。エンターテインメントなんだから。




ラベル:山之内 正文
posted by 濫読ひで at 00:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『八月の熱い雨 便利屋<ダブルフォロー>奮闘記』 山之内正文
Excerpt: ひとりで<便利屋 ダブルフォロー>を営む皆瀬泉水。誠実にマメに仕事をこなし、穏やかな性格でけっこうおせっかいなのに、彼女いない歴25年。彼が仕事で出会う人々との関わりやそこから見えてくる人間模様を綴っ..
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