2012年03月11日

桜庭一樹 ばらばら死体の夜 (3.2012) ☆☆☆☆

ばらばら死体の夜
ばらばら死体の夜桜庭 一樹

集英社 2011-05-02
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冒頭、死体をばらばらにする表現から始まる。
これは…
やはり推理小説か、と思いながら読み始める。
不思議な進み方だ。
神保町の古本屋の二階に、若い女が一人で住んでいる。その部屋に、男がやってきた。昔その部屋に住んでいたという。
その男は大学で教えており、金持ちの妻とともに何不自由ないと見える暮らしをしていた。
その二人は交わり、そこから二人は…



最初の表現で勘違いをしていた。その勘違いが明かされるのはずっとあとのことだ。たぶんここは叙述トリックで、多くの人間が先入観をもって読み進めると思う。

この作品は推理小説ではない。人々の感情を切り取るだけの小説だ。もちろん事件は起きる。だが犯人探しは本筋ではない。
登場人物の心情をそれぞれの立場から語っていくだけだ。

世の中は嘘に満ちている。そして失望にも。
登場人物の多くは、何かを求め、あるいは何かを失っている。

だから、皆何か中途半端だ。Tedにしても、正義を最後まで貫いたわけではない。 だが、それが人間なのだろうと思う。

作者は神保町の古本屋でも覗いて、このストーリーを思いついたのだろうか。不思議な感性だと思う。

おすすめ度;☆☆☆☆ 沙漠、という名前をどう思いますか?
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ラベル:桜庭一樹
posted by 濫読ひで at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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