2012年02月11日

小路幸也 花咲小路四丁目の聖人 (2/2012) ☆☆☆☆1/2 @shojiyukiya

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小路幸也に外れなし、といつか誰かが言っていた。
たしかに本作も面白い。

舞台は、ある田舎の商店街、花咲小路。
主人公は若い女性の亜弥。
亜弥には秘密がある。正確には、亜弥の父、矢車聖人に秘密がある。
父はイギリス人。
そして、父の正体は、昔イギリスで有名だった泥棒紳士セイントだった!
今は父は足を洗い、辺境の地、日本で静かに暮らしている。
そして父の正体を知るのは、亜弥以外に身近に二人いる。同じ商店街の若者、克己と北斗だ。二人は、父の助手のようなことをこっそりしているらしい。
そして商店街に小さな事件が起きていく。何か変だ、と父は言う。そして克己、北斗がそれぞれ動き出し、一連の出来事の裏に、大きな組織がからんでいることに気がつく。
そして、父はそれに対抗して何か手を打っていくらしいが、それは亜弥にはなかなかわからない…。


泥棒紳士、とはまた時代がかった名前だが実際昔のことだからいいだろう。
実際とても面白いし気が利いている。
ジュブナイルではないが、子供でも十分楽しめる作品だと思う。もちろん、目の肥えた大人たちも楽しめる。
エンターテインメントは楽しければいい。細かいことなどあげつらう必要はないのだ。

ハッピーエンドはお約束。それもただ事件解決のハッピーエンドではなくて、問題解決のハッピーエンド、となるところが憎い。おまけにもう一つハッピーなことも加わる。
最初から最後まで、楽しんで読み進められる佳品だと言える。

おすすめ度;☆☆☆☆1/2 泥棒紳士の仕掛けには心底驚きます。


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タグ:小路幸也
posted by 濫読ひで at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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