2011年12月04日

三羽省吾 JUNK (12/2011) ☆☆☆☆1/2

Junk
Junk三羽 省吾

双葉社 2011-11-16
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「指」「飯」の二作品が収録されている。
この「飯」が素晴らしい。

プータローの俺に、アルバイトの話が来た。
月給30万円を保証する、飯屋でのバイトだ。
ただしそれには条件がある。
この飯屋の場所は、刑務所の前。
刑務所から出てくるはずの男を見はり、出てきたら連絡すること、というのだ。
依頼主は大学生に見える若者。だがこの若者は一見ひ弱だがどうやら金持ちらしいし、裏ともつながりがあるらしい。

行ってみると、そこは本当に小さな飯屋で、爺さんが一人でやっている。
安いが、はっきり言ってまずい。
店も閑古鳥が鳴いている。だからこそ見張りもできるというものだ。

ところが、バイトを始めてほどなく、爺さんが倒れた。俺は仕方なく、店を一人で切り盛りするようになった…


父と息子の関係が二代にわたり語られ、甘えと後悔、そして不器用さが描かれる。
素晴らしい作品だ。


もう一作は「指」
掏摸の指を持ってしまったサラリーマンが、日常から非日常に連れ出される。
だがこの作品はちょっと中途半端だ。ストーリーの半分でしかないような気がする。

おすすめ度:☆☆☆☆1/2 「飯」は素晴らしいです。


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ラベル:三羽省吾
posted by 濫読ひで at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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