2006年09月14日

馳星周 走ろうぜ、マージ ☆☆☆☆ 

走ろうぜ、マージ走ろうぜ、マージ
馳 星周

角川書店 2006-06
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この本はすでに絶版になっている。
だが、買えるところもありそうだ。たとえばBK1では売っている。

馳星周といえば、ハードボイルド、ノワールの作家だ。
だがこの本は違う。

彼のブログの日記を本にしたものだ。
そして中身は、マージという、バーニーズマウンテンドッグの死をみとる日記なのだ。

バーニーズとは、大きくて黒い、そして茶色や白もまじっている犬だ。
遺伝子のプールが小さいため、どうしても近親交配になりがちになり、結果として寿命が短い。また、大きいことも理由になっているのかもしれない。

作者はマージを必死に介護する。癌におかされているマージ。
介護なのだ。
すでにひとりでは用も足せなくなってしまっているから。

作者のマージへの愛がつたわってくる。

私がこの気持ちをよくわかるのは、犬を飼っているからだろう。
そして、バーニーズを飼っている知人もいる。 バーニーズは夏場はとくに大変だ。だが、その人たちは、バーニーズを飼うことを楽しんでいる。
たとえ、寿命が短いとしても。



馳は最後にこう書いている。


マージにもう一度会いたいか。
会いたい、会って、聞きたい。

マージ、マージ、マージ、おまえはおれといて幸せだったか?

答えはわかっている。それでも聞きたい。わたしはそういう人間なのだ。


お勧め度;☆☆☆☆ もしあなたが犬好きなら、読むのは…やっぱり悲しいですよ。
泣いちゃ、いけません。 だめです。愛する犬が死ぬんですよ。そんな本、読んだらいけません。読んだら…
でも読みたいでしょう?(笑)




posted by 濫読ひで at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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