2011年11月06日

石持浅海 撹乱者 (10/2011) ☆☆☆☆

攪乱者 (ジョイ・ノベルス)
攪乱者 (ジョイ・ノベルス)石持 浅海

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何度も言うが、石持浅海は嫌いだ。作品の登場人物にほとんど共感できないからだ。
だが今回の作品は悪くない。
共感できないとしても反感を持たないから。

文学のタイトルを使った各短編で、テロリストたちが政権転覆を試みる。
だがそれは、無差別大量虐殺を伴わない、静かなものだ。
「国民みんなが幸せに暮らせる日本を作るため、人を殺さないテロを実行して、政権を揺さぶる」
これがテーマだ。
組織には二種類あるという。
ピラミッド型と細胞型。このテロ組織は後者だ。つまり、個別のテロリストたちは、自分がなぜそれを行うかを知らされていない。その中で行動をする。

その行動は奇妙なものだ。
スーパーに行ってレモンをすり替える。
アライグマを公園においてくる。
バーベキューをする。

その行動が何を意味するのか知らされないまま、メンバーは行動する。
そしてその後、メンバーの一人、串本が自分の推理を教えてくれる。

彼らがなぜテロをするのか。純粋な動機によるものだろう。そしてその結果がどうなるのか…

これはシリーズ物として続いてもよいと思う。

…しかし嫌いだと毎回言いながらよく読むよなあ、自分は。やはり最初に読んだBG,あるいは死せるカイニス http://hidebook.exblog.jp/2830672/ があまりに衝撃的だったからだろう。
それに、今回のは嫌いではない。 
…というか過去の一作の登場人物を嫌いなだけなのかもしれない。

おすすめ度:☆☆☆☆ こういうテロもありかもしれません。

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ラベル:石持浅海
posted by 濫読ひで at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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