でも、昔は本当にいいことずくめか、といえばそんなことは無いだろう。
今あって当たり前の『便利』が昔には存在していないからだ。
たとえば冷房がいい例だろう。
いまどき冷房なしで暮らせる人は少ないはずだ。
ほんの40年前には、まだ無いほうが多かったはずなのに。
(いま、30年と書いたが、30年前にはうちの家にあったので修正。)
冷房が地球温暖化を生む、といわれても、やっぱり冷房は使う。そうじゃないと自分がうまく暮らせない。
私が学生だった頃と今の学生で、生活に何が違うだろうか、と数年前に考えたことがある。
そのときに思ったのは、パソコンだ。
当時はコンピュータは高嶺の花だった。持っている知人もいたが、少数派だったし、何よりスタンドアロンだった。
いまもうひとつ思うのは、携帯電話だ。
当時は自分の電話を持つことさえステータスだった。 久美沙織が、岡ひろみが部屋で電話するのを見てあこがれた、といっていたっけ。
だが今は携帯が当たり前。若い人は一人暮らしなら家の電話も持っていないかも。
それ以外はどうだろう。車もあれば音楽もあった。
(iPodはないけどウォークマンがあった。)
ただ、今の若者に、当時の学生生活をやる?と聞いたら二の足を踏むのではないだろうか。パソコンもネットも携帯もない時代なんて彼らからは考えにくいだろう。
男女間の距離のとり方もずいぶん変わったとは思うが、それは今の若者の実態を実はよく知らないのでパスしておこう(笑)。
結局「昔」に戻ることは、今の当たり前になっている「便利」を捨て去ることだともいえる。
「昔はよかった」といっても、「じゃあ、その時代で生活するか?」といわれたら、他の条件が同じだったらノーというひとが多いのではないか、というのが今回の結論だ。
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