2006年07月27日

山之口 洋 完全演技者(トータル・パフォーマー) (7/2006) ☆☆☆☆

完全演技者完全演技者

山之口 洋


角川書店 2005-08-31

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完全演技者

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オサムは悩んでいた。どのバンドも自分と合わない。そんなとき、サラに出会った。



サラと二人で居るうちに、輸入盤のレコードの「クラウス・ネモ」の存在を知り、オサムは惹きつけられる。ネモの声はカストラート(去勢された男性のカウンターテナー)のように美しい。そしてロックとクラシックを融合させたような音楽を作る。
オサムは、ネモ・バンドを聞きにニューヨークに飛んだ。
記者のパルマに労をとってもらい、オサムはネモたちに逢うことができた。そしてオサムはネモに再度逢い、ネモたちの仲間としてこっそりと過ごし始める。

トータル・パフォーマー。それがネモだ。 生きているときはずっと、演技している、ということだ。 そしてそれを周りにも求めていく。
バンドには、セクシーな女性、ジェニファーがいる。ジェニファーはオサムを誘惑する。オサムはサラのことを考えながらも…

そして破滅のときが近づいていく。 


この本は、単純なロックではなくてパンクとかテクノとかが好きな人に、より向いているかもしれない。
それから、生の自分を殺し、パフォーマンスをすることが出来る人にも。
生きていくこと、そのものがパフォーマンスだ。
そして、ネモのレベルに達するためには、すべてを断ち切らなければならない。どんな方法を使ってでも。

そこがこの物語の見所でもあるし、限界でもあると思う。

お勧め度:☆☆☆☆ 結末はある程度見えると思いますが、ディテールまで当てるのは難しいかもしれません。 

posted by 濫読ひで at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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