2011年03月20日

名木田恵子 小説キャンディ・キャンディ(下)



先日紹介した上巻
http://hidebook.seesaa.net/article/186821106.html
の続き。

下巻は、上巻よりももっと駆け足になってしまっている。
全体の三分の一は、セントポール学院での話と、テリィとの絡みと別れに費やされている。
ここだけで本来なら一冊使ってもいいくらいだが、長さとしてはこんなものだろう。
ただし、その後は本当に駆け足となっている。というか、大部分がキャンディあるいは誰かの手紙をベースにした話になっている。
大部分が手紙で終わってしまっている。そういえば、そんなエピソードもあったな、という感じになっている。
とくに看護学校・看護婦になることおよびその後についてのエピソードのうち、マクレガーさんとの話は描写してほしいところだった。

そして最後の、ウィリアム大おじ様の正体のところまで回想で終わっている。ただし、その中で、なぜ、丘の上の王子様があそこでキャンディと会ったのか、についての説明がしっかりされているのはよかった。ちゃんと説明ができて、ストーリーに蓋を閉めることが出来た、という感じだ。
その一方で、謎(というか説明のないエピソード)を付け加えているのはサービスとも言えるだろうか。あるいは続きを書くつもりなのだろうか。

いずれにしても、数十年を経てこのストーリーに対して決着をつけることができた、ということについては素直に喜ばしい。

作品には罪はない。
いがらしさんとの和解が無理であろうことが重ね重ね悔やまれる。

お勧め度:☆☆☆1/2 もっと長いものが読みたいものです。

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ラベル:名木田恵子
posted by 濫読ひで at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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