2011年02月27日

馳星周 エウスカディ (2/2011) ☆☆☆☆1/2

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馳星周の上下編の力作。
面白い。終わるのが惜しいとさえ思える作品だった。

吉岡良輝は、日本赤軍の闘士だ。1971年、スペインとフランスの国境にまたがるバスク地方に世界革命を信じて潜入した。武力闘争を続ける過激派組織ETA“バスク祖国と自由”に合流したのだ。
当時はフランコ独裁政権だった。良輝は「ワルテル」というスペイン語名を持つ。
ワルテルは、革命に身を投じていく。

それから二十年以上がたち、息子のアナトールはオリンピックで柔道のスペイン代表になる。


アナトールのところに、死んだ父親のことを調べに男がやってきた。
父がテロリストであったことを、アナトールは知らない。
父の事を調べ始めると、母、マリアが失踪した…。


過去と現代が同時に進行し、ワルテルの動き、そしてアナトールの追跡が交互に描かれていく。
テロと裏切りが継続する。

果たして、アナトールは父の死の真相を知ることができるか?
そして裏切り者は誰だったのか?


バスクの歴史のことは、あまり知らなかった。
バスク、カラルーニャはそれなりにスペインとは確執があるらしい、ということくらいしか知らなかったが、こんなテロ組織が実際に動いていたというのは驚きでもある。
そしてそれがあの時代だった、とも言える。

ワルテルの目とアナトールの目で交互に語る手法も成功しているといえるだろう。
馳星周作品なので人は沢山死ぬ。 
日本人テロリストがどのように活用され得たのか。
そのストーリーテリングは非常にうまい。
最後まで息をつかせないような展開が続く。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 とにかく馳星周の作品が好きならぜひ!


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ラベル:馳星周
posted by 濫読ひで at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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