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扉は閉ざされたまま
http://www.geocities.jp/hidebookjp/bookstore/tobira.htm
昨年のミステリランキングで上位に挙げられていた作品。
成城のお屋敷を改造した高級ペンションに、大学の仲間が集まった。サークルのなかの一部のメンバーで、学年も上下ある。そして、一人だけサークルメンバーではない女性がいた。碓氷(うすい)優佳だ。彼女はメンバーの妹だ。
メンバーの伏見は、後輩の新山をそのペンションの中で殺した。風呂場で眠り込むという事故による溺死に見せかけて殺した。そして、ドアを閉じた。
扉は閉ざされたままだ。 だが、優佳は、その不自然さに気づいてしまう。伏見は、優佳の推理から逃れることができるか? 伏見が新山をこの形で殺した理由も、徐々に明らかになってくる。
なるほど、と思える点がたくさんある。
いろいろな瑣末な点が実はしっかりと伏線になっているのもさすがだといえるだろう。
密室というのも瑣末な問題だと言い切るのもすごい。
ただし、少し動機が弱いような気がする。
それからもうひとつ。
伏見と優佳の昔のエピソード。そこまで人間は理性が働くものだろうか? 私のように、理性が少ない人間にはわからない(笑)。
全体的に、よくまとまって面白い作品だといえるだろう。
お勧め度;☆☆☆☆ 時間も鍵になります。
以下、ネタバレです(反転しています)
最後に突入するシーン。もし私だったら、扉を開けるよりもまず、バスルームに飛び込んで新山の状況を確認する。その上で、扉を開ける。
最初から扉に向かっていくというのはちょっと考えにくい行動ではないだろうか。 もちろん実際のところ伏見は一度メガネをもってバスルームに入っているわけなのだが。
これは、仲間のニーズであるわけだが、人間の行動としてはちょっと違うような気がする。
既読のかたのご意見を待ちたい。








犯人は非常に知能の高い人なのに、殺人以外での解決方法を考えつかなかったんでしょうかね?
犯人より探偵が嫌いな小説って久しぶりでした。
自分が納得のいく答えを見出すためには、人を間接的に操ったり、色恋を暴くのを冷静に行える優佳は、殺人者よりも怖い存在ではないかと思います(^^;)
そうですね。優佳のことは、やっぱり好きになれない人が多いでしょうね。
…というか、怖くて恋人にできません!