2011年01月29日

朝井リョウ チア男子! (1/2011) ☆☆☆☆☆

【送料無料】チア男子!!

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価格:1,575円(税込、送料別)


* 朝井リョウ
* 集英社
・ISBNコード: 9784087713749

話題になった若手作者の新作。 確か王様のブランチで紹介されたと思う。それを見ていたが、読むのにはちょっと時間がかかった。


大学1年の晴希は、姉や幼馴染の一馬と共に、幼い頃から柔道に打ち込んできた。しかし、怪我をきっかけに柔道部退部を決意した。同じ時、一馬もまた柔道部を辞めた。そして、一馬は晴希を誘い、チアリーディングを始めることにしたのだ。
男子だけでチアなんてありうるのか?最初のうちは疑いをもっていた晴希も、チアの面白さにのめりこんでいく。


晴希と一馬は、宣伝やスカウトなど紆余曲折を経て、理屈屋の溝口、内気で巨漢のトン、関西出身スポーツバカのイチローと弦という超個性的なメンバーを集める。なぜか参加を拒む体操界のプリンスをなんとか参加させ、目指すは秋の学園祭の初ステージ。男子チアへの冷たい視線や各メンバーの葛藤を乗り越え、7人は初ステージで大喝采を受ける。
コーチや新たなメンバーを迎え、チームは全国大会出場へ向けて本格始動するが…。
チアリーディングとは、こんなに激しく美しいスポーツだったのか!


もちろん道は平坦ではない。メンバー集めもままならず、練習も自己流。そして技術は全くない。 だが、なんとかやっているうちに、メンバーが集まってきた。経験者も、そしてコーチまで。
みんな、それぞれの事情を抱え、思いをもってチアに臨む。それぞれの思いを遂げていくために。


噂どおり、面白い。
それぞれの思いがちゃんと描かれているし、なによりチアの描写が細かく、鋭い。
経験者が読んでも共感する、ということだったが、たしかにそうだろう。
躍動する若者の動きをしっかり捉え、それに個々の感情を重ねている。

チアに縁がない人達でも、十分に楽しめる。
物語の終わり方もいい。最後の演技の描写は、これが二分半とは思えないほど充実している。

お勧めだ。

お勧め度:☆☆☆☆☆ 文句なし。チアってこんなに凄いのか!


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ラベル:朝井リョウ
posted by 濫読ひで at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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