2010年12月05日

原宏一 トイレのポツポツ (12/2010) ☆☆☆☆1/2

トイレのポツポツ

トイレのポツポツ

価格:1,260円(税込、送料別)


* 原宏一
* 集英社
ISBNコード: 9784087712797

トイレのポツポツとは何か? 男子トイレの小便器のまわりに飛ぶしぶきのことだ。
鴨之木製麺工業の田布勢(たぶせ)部長は激怒していた。トイレのポツポツがあったからだ。部長は怒り、派遣社員の白石加奈子に、メールを社員に送らせた。

「男はしっかり性器を握って一歩前へ!」と。
このメールが原因で、社内は大きく動いた…

これが第一話で、そのあとも鴨之木製麺工業を舞台にして物語は進む。 主人公はもしかしたら「会社」とも言えるかもしれない。実際は会社で働く人達なのだが。

最初は田布施部長のやり過ぎ、が描かれていたようにみえるが、読み進めていくとそんなことは問題ではなくなっていく。
会社そのものの姿勢の問題であり、経営の問題にと変わっていくのだ。

最初はコメディのように思えたが、どんどんシリアスなビジネス小説へと変貌していく。そして最後はどんでん返しがあって、苦労と希望が見える。

読んでいて最後は爽快な気分になる。すべてがうまくいくわけではないが、希望を持っていれば、いつか道が見える。
そんなことが感じ取れる、楽しいビジネス小説に仕上がっている。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 トイレのポツポツ、黄をつけましょう!

トイレのポツポツ


ラベル:原宏一
posted by 濫読ひで at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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