2010年08月29日

本谷有希子 来来来来来 (8/2010) ☆☆☆

来来来来来

来来来来来

価格:1,785円(税込、送料別)


白水社
本谷有希子
・ISBNコード: 9784560080801

「劇団本谷有希子」の本谷有希子による戯曲、あるいは脚本。
この奇妙なタイトルは、意味がよくわからない。
そして内容もよくわからない、といえばわからないのだ。

不条理な演劇、といえばいいのだろうか。

新婚一ヶ月で旦那が失踪!嫁ぎ先には野鳥狂いの姑に、いじわる小姑。新妻・蓉子は、鬱憤ぶつけられ放題の日々に、ひたすら耐えている─とびきりの「ご褒美」を待ちながら。

というのが内容だ。
演劇として舞台を見たとしたらどうだろう。やはり、「いったいこれは何だ」という感想を抱くだろう。

出演者の中に男性はいない。語りの中では出てくるが、実際の出演者はすべて女性だ。
そして女性どうしの壮絶な「いじめ」に「ののしりあい」。
おそらく蓉子の夫は、女たちのこの世界に耐えられずに出ていったのだ。蓉子を身代わりにして。

物語は蓉子と、姑の光代を軸にして展開する。
女たちはそれぞれを敵にしたり味方にしたりしながら争う。

そして最後は壮絶な結末を迎える。

不条理劇といえば不条理劇だろう。
舞台を見た後の感想も、おそらくあまり爽快なものは残らない。

だがおそらくそれが彼女の演劇のスタイル。昔の唐十郎などの流れを汲んでいるのかもしれない。

私には演劇はよくわからない。それなりの本数は見ているかもしれないが、娯楽的な要素が強いものばかりなので、このような演劇の良さ、というのは正直理解できないというのが本音だ。

おすすめ度:☆☆☆ 通のかた向けのような気がします。




ラベル:本谷有希子
posted by 濫読ひで at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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