2010年08月15日

原宏一 ヤッさん (8/2010) ☆☆☆☆1/2


原宏一
双葉社
・ISBNコード: 9784575236750

タカはホームレスになった。そして銀座でヤッさんに出会った。ヤッさんはホームレスでも矜持を持っている。
実際彼には重要な仕事があるのだ。
それは、築地の人たちと、レストランや料亭の人たちを結ぶことだ。


レストランの試食をしてコメントをする。あるいは仕入れ先について口利きをしたり、逆に市場の人たちに新しい客を紹介したり。
タカは見習いとしてヤッさんについていくことになった…。

タカの目から見たヤッさんはスーパーマンだ。しかも欲がない。金は要らない、試食だけでいい、というのだ。

そんなヤス・タカコンビの活躍を描く短編集になっている。
短編集だが、ちゃんと結末がついている。「ありきたりな結末」ではあるのだが、それがお似合いのタカでもあるのだ。

ありえない、と思いつつもエンターテイメントなんだから面白いからすべて許されるといえるだろう。

おすすめ度;☆☆☆☆1/2 ホームレスでなくてアパート借りてこの仕事やるのもいいのでは、と思いました…。




ラベル:原宏一
posted by 濫読ひで at 17:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も読みました。

確かにありえないんだけど、
飲食店業界の裏もわかるし、
ヤッさんの人間味に感動しました。
Posted by 本のソムリエ at 2010年11月21日 23:06
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