クォンタム・ファミリーズ 価格:2,100円(税込、送料別) |
新潮社
ISBN 9784104262038
三島由紀夫賞受賞作品。
楽天ブックスのサイトにおける紹介では、「2035年から届いたメールがすべての始まりだった。高度情報化社会、アリゾナの砂漠、量子脳計算機科学、35歳問題、ショッピングモール、幼い娘、そして世界の終わり。壊れた家族の絆を取り戻すため、並行世界を遡る量子家族の物語。」
とある。これだけ読んでも何のことかわからない。
キーワードは「並行世界」、つまりパラレルワールドだ。
多元宇宙、と言い換えてもいいかもしれない。
ぼくは大学教授で作家。妻の友梨花はもともと編集者だった。結婚して彼女は自分の父の遺稿集を作るのに忙しくなり、また童話も書きたいと言っている。 そんなある日、ぼくのところに、存在しない「娘」からメールが来た。しかも2035年という未来から。
ありえない、というのは簡単だが実際はそう簡単ではなかった…。
ストーリーの中で、世界が入れ替わる。あるいは個別の世界において、登場人物の中身が入れ替わる、という事態が起きていく。
そして何が自分の世界なのかだんだんわからなくなっていく…。
実際、読者の多くは私のように混乱するだろう。いまここにいる彼はどの彼だ?この女性はどの女性だ?と。
混乱のまま、並行世界にピリオドが打たれ、物語は収束するように見える。だが実は結局のところまた堂々巡りになっている。
果たしてこの物語の果てはどうなるのだろうか?
深く読んでいけばこの話の終焉が見えるのかもしれない。だが自分の読解力ではそこまでいかなかった。単に登場人物の外と中身が不一致であるための混乱が生じてしまっただけだ。
おすすめ度:☆☆☆ じっくり読んでこのストーリーの流れを性格に理解できる人向けです。
クォンタム・ファミリーズ
ラベル:東浩紀



