2010年05月22日

朱川湊人 銀河に口笛 (5/2010) ☆☆☆☆


銀河に口笛
朱川湊人
朝日新聞出版
送料無料
1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
ISBNコード: 9784022506993

中年になった男が、昔を振り返る。
小学校のときの貴重な体験。
そして奇妙な友人のことを…。

僕らは「ウルトラマリン隊」としてみんなで遊んでいた。そんなとき、僕らは空飛ぶ円盤を見て、そして一人の少年と出会った。
その少年のことを僕らはリンダと呼んだ。

リンダは転校生として僕らのクラスにやってきた。
僕らはリンダと遊ぶ。彼はウルトラマリン隊の一員になったのだ。


リンダが来てから、ウルトラマリン隊は忙しくなった。いろいろ新しいことをやっていくからだ。探偵のようなこともする。そして、リンダが何故か持っている不思議な機械を使って、解決していくのだ。可愛い女の子のメンバー?も増えた。解決出来ない苦しい現実も見た。

僕は思っていた。リンダは宇宙人じゃないかなと。
そして別れの日がやってくる…。

作者が私と同世代だからなのだろう。彼の作品はいつも私の心の奥底をゆさぶる。
子供の頃に気付かなかったことを、大人になって振り返るといろいろなことがわかってくる。あの時代にこんな技術は無かったはずだとか。

リンダの正体は僕だけが気づいていたのかもしれない。そしてリンダはそれに気づいていた。その上で皆の友情はがっちりと成立していたのだ。

大人の視点から少年時代を見ると、きっといろいろな新しいことが見える。だが、そんなことをしても時が戻るわけではない。
その時のキラキラした日々は戻らない。

だが、思い出を忘れないために、人は時に過去を回顧する。
それが人生を彩ることになるのだから。

おすすめ度:☆☆☆☆ 戻らない友のことを思う気持ちに共感しました。


銀河に口笛
ラベル:朱川湊人
posted by 濫読ひで at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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