2010年03月13日

石田衣良 佐藤江梨子 唯川恵 TROIS(トロワ)☆☆☆1/2


ROIS
石田衣良 佐藤江梨子 唯川恵
角川書店
1,500円 (税込 1,575 円) 送料無料
発行年月: 2009年08月
ISBN: 9784048739634

石田衣良 佐藤江梨子 唯川恵の3人が交代で綴った物語。
佐藤江梨子がどこまで書いたのかはわからない。普通に考えると3人がそれぞれ一人を受け持って書く、というのがありそうだが…。

才能ある作詞家、響樹と、若くて美しく、才能を秘めたエリカ。そして響樹の年上の恋人、季理子。 この三人のおりなす三角関係とハーモニー。

響樹は、銀座のバーで働くエリカに会った。エリカは響樹の作詞した曲が好きだという。それが縁になり、響樹はエリカをプロデュースするようになる。 季理子は、それを勧めることが自分にとって何を産むかを本能的にわかった上で、響樹に協力してエリカを伸ばそうとする。


エリカは二人の協力でどんどん伸びて行く。その一方、エリカと響樹の関係も深まってしまい、季理子は苦しむ。季理子にもエリカにも新たな出会いが訪れて…

辻仁成と江國香織が「冷静と情熱のあいだ」でやった形式を三人で綴ったような感じだ。誰がどこを書いたかはあえて記されていない。

書くときに、次の相手を困らせてやろうか、というような設定をわざと入れ込んだりしている気がする。それを処理するために新たな設定を入れて、それがまた次に…という感じになる。
それは悪いことだとは思わない。 だが、どうもその結果が、妙に陳腐な形に落ち着いてしまうことにもなりかねない。

もっと波乱万丈、予想を超えるような展開になるのかと思ったが、比較的ありがちで予想の範囲内のストーリーになってしまっているのが残念だ。

もちろん、直木賞作家二人が組んでいるわけで、シーンの描写は素晴らしい。ストーリーの予定調和を楽しむ、ということではこれでいいのかもしれない。

おすすめ度:☆☆☆1/2 女性にもてて、才能のある男はうらやましい! (←私怨かよっ!)

TROIS


posted by 濫読ひで at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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