2010年03月06日

夏川草介 神様のカルテ (3/2010)☆☆☆☆

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神様のカルテ
夏川草介
小学館
1,200円 (税込 1,260 円) 送料無料
発行年月: 2009年09月
ISBN: 9784093862592

本屋大賞ノミネート作品。
栗原一止は、信州の病院で忙しく働く内科医だ。なぜか夏目漱石風の言葉づかいを多用する。
看護師の東西がちょっとでも好意を寄せるように見せると、「私は妻のある身だ」と言う。実際に彼女に好意があるかどうか、というのは関係ない。

忙しい病院ではいろいろなことが起こる。
同僚が、看護師の水無さんがかわいい、と言えば、一緒に飲みにいく機会をセットするようなこともある。

妻の榛名はよくできた女性で、しかもちょっと変わっている。
彼ら夫婦の住むアパートはボロで、住民たちも変わっている。だが皆温かい。

病院は病気を、そして死を看取る場所である。
なので患者が常に元気になるとは限らない。その中で医師は何をすべきなのか。
終末医療とはどうあるべきなのか、という問いかけもある。だがこの小説はべつにシリアスな医療ドキュメンタリーではない。むしろ人情味あふれるユーモアいっぱいの小説だ。

書き手は実は現役の医師だという。だからこそ、現場のことをここまで生き生きと描けるのだろう。
一止はきっと、作者の分身であり、理想でもあるのだろう。 

地域医療、終末医療、医局のありかた…いろいろな問題を含みつつ、読んでいて心が優しくなれ、読後感もさわやかだ。

お勧め度:☆☆☆☆ 医療に興味がある人も無い人もぜひどうぞ!
神様のカルテ



posted by 濫読ひで at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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