2010年03月06日

汀こるもの 赤の女王の名の下に (3/2010) ☆☆☆1/2 @korumono


赤の女王の名の下に
Thanatos 講談社ノベルス
汀こるもの
900円 (税込 945 円) 送料無料
発行年月: 2009年11月
ISBN: 9784061826861

例によって今年の評価はなんでも辛口評価なんだけど…
これ、ツイッターで作者に向けて送っちゃうんだよな〜w
というわけで今年は辛口評価なんで勘弁してください(なら書くなよ)


で、呪われた双子が活躍する…かもしれないThanatos シリーズ。
今回は魚のうんちくは少し少なめ。
むしろ詩だのマザーグースだのファウストだのシャーロックホームズだの何だの、が多い。そしてタイトルは「不思議の国のアリス」から採られている。赤の女王の名の下にすべての関係者が間違った同じ方向に向かって走っていたのだ…。

活躍とかはさておき。今回のメーンキャストは湊警視正(タイトルは一応確認したから間違いない。そうか〜ヒバちゃんと同じなんだ…←わかる人は若くない)。

高慢なエリート、湊の人格がどのように作られたのかが語られ、そして双子(実はどっちかわからない)の追及によってゲシュタルト崩壊していく。
が、最後は普段の人非人に戻って何もなかったように振舞っていく。
途中のネタは日本印度化計画からエヴァ(ダミープラグ)からブラピからハルヒ(エンドレスエイト)までてんこ盛り。

ただし、実は真相はよく判らない。「双子がいたら替え玉と思え」というのはデフォルトなわけで。

金持ちで賢いイケメン男は敵認定。これはやっぱりそうだよな〜。

あ、ストーリーは、要するに金持ちの婿選びパーティ(実は湊と双子が遠い親戚であって、その双方の親類)に湊が参加したが、そこでお嬢さんが無残にも自殺してしまうという展開。
それが自殺なのか殺人なのか、どう処理するのが関係者にとってベストなのか…とくにお金持ちと警察エリートにとっての世間体や保身や出世のためには。もちろん、一筋縄ではいかない。

で、登場人物がどんどん人格否定されていくこのシリーズはどこへ行くのだろう。

たとえば、彼方とミキちゃんを無理やり結婚させてしまう、あたりはどうだろう。全く恋愛感情を持てない彼方が金のためにミキちゃんと結婚式をあげ、ミキちゃんは愛の無さに悩み、彼方も偽善に悩み、結婚式の参列者がまとめて殺戮される…で、結局籍は入れないし二人で寝るわけでもないので今まで通り、みたいな。

…と読者まで人非人っぽい想像をさせてしまうのはひどい(笑)。

というわけで、シリーズモノなので、順番に読むことをおすすめします。

おすすめ度;☆☆☆1/2 (辛口だから)湊警視正の人格がどのように形成されたか…それだけでも一読の価値はありますね。


赤の女王の名の下に



ラベル:汀こるもの
posted by 濫読ひで at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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