2010年01月16日

中場利一 岸和田の血 (1/2010) ☆☆☆



岸和田の血

著者: 中場利一
出版社: 本の雑誌社
サイズ: 単行本
ページ数: 286p
発行年月: 2009年05月
1,800円 (税込 1,890 円) 送料無料
岸和田の血

「本の雑誌」の投稿欄から作家デビューに至った中場利一。 彼の自伝的な小説といえる。「岸和田少年愚連隊」のシリーズになる。
家族は岸和田の貧しいエリア「レンガ場」に住んでいる。 遊び人の父親と働き者の母親の間には喧嘩が絶えない。そして息子のリイチ(「チュンバ」)はその中でたくましく育っている。 とにかく毎日が喧嘩。 何があっても勝たなければならない。 中学二年にして、すでに喧嘩のベテラン。恋の相手、リョーコとも上手く行き、喧嘩三昧の日々を続ける。
そんな息子の毎日を描いた青春記、といえば聞こえはいいが、要するに喧嘩っぱやい不良のエネルギーをぶちまける毎日だ、ということだ。

世の中にこんなエリアが本当にあるのか?と育ちの良い人は疑問に思うだろうが実際にある(らしい)。 私自身はこんな中にいたら絶対に潰れてしまうだろうが、たくましく育つ「チュンバ」は毎日を楽しく、きびしく暮らしていった。

読む分には楽しく、ただし絶対に当事者として関わりたくはない、そんな登場人物たちが思う存分暴れまわるエンターテインメントになっている。

おすすめ度:☆☆☆ ここまでやって、よく体がもつな〜と素直に感心できます。


岸和田の血


ラベル:中場利一
posted by 濫読ひで at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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