2010年01月16日

水木楊 会社が消えた日 (1/2010) ☆☆☆


会社が消えた日
水木楊
日本経済新聞出版社
1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
発行年月: 2009年06月
ISBN: 9784532170950

木沢涼介はMOBID社の部長として順調に仕事をしていた。ところがある日出社しようとするとIDカードが通らない。不思議に思ってビルの守衛に聞いてみると、そんな会社は知らない、と言われた。 まさか、と思ってビルに入ると、MOBIDは跡形もなく消え去っていたのだ。 そんな会社はもともと世の中に存在していなかったということになる。
混乱する涼介。 ビルの外で頭をかかえていると、同じような境遇の男に出会う。  給料のない中でいろいろ四苦八苦する涼介にさらなる試練が訪れた。 
今度は会社が復活するが、彼だけが復活しないのだ。いったい何が起こっているのか? そして彼はその状態をどうやって乗り切っていくのか…

作者は元日経の記者から論説主幹までなった人だったが、手にとったときにはSF小説であることに気付かなかった。そしてこのSF小説は説明が一切ない。 つまり、なぜそのことが起こったのか、と言う事情の説明(こじつけでも何でも)が全く無い。
突然事件が起こり、それに翻弄されるうちに新たな事態が展開していくが、そこにも説明はない。

どこかで説明がしっかりつくのだろうと期待していたが、それが無いままに話が進んでしまった。

結末についても、なんとなく予想された予定調和の域を出ることはなかった。それどころか、矛盾点に説明が無いままに終わってしまったため、どうも消化不良になってしまった。

SFと銘打つのであれば最低限の説明は付けて欲しかったと思う。また、社内の人間関係だけであれば、もっと違うかたちでもドラマを描けたのではないかと思った。

おすすめ度:☆☆☆ 説明のない設定を受け入れられるかどうかがキーです。


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会社が消えた日


ラベル:水木楊
posted by 濫読ひで at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家ま行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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