2009年11月28日

西澤保彦 動機、そして沈黙 (11/2009) ☆☆☆☆1/2


動機、そして沈黙
著者: 西澤保彦
出版社: 中央公論新社
サイズ: 単行本
ページ数: 271p
発行年月: 2009年07月
1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
動機、そして沈黙

西澤保彦の推理小説の短編集。
推理小説、というだけでなく、「意外な結末」というのがそろった短編集、と言ってもいいだろう。もちろん推理小説には意外な結末があるべきなのだが。

「ぼくが彼女にしたこと」
男が殺された。ぼくはその犯人を知っている。それは僕の父だ。交換殺人を頼んだのだが、返り討ちにあったのだと。
僕の父は、別の女性と関係を持っていた。そしてその女性の隣の部屋に住んでいた男が、僕を招き入れてその話を始めたのだ。
だが、話は意外な展開を見せる…
「迷い込んだ死神」
死に場所を探して、迷い込んだ一軒の館。 そこで、連続殺人が起きる。犯人は一体? まさか自分? そして彼は下がっていたロープに首をかけて…
 「そして誰もいなくなった」ばりの事件だが、しっかり説明がついている。 同情できない結末になっているのは逆に救いかもしれない。

こんな感じで他にも何篇か収録されている。
表題作は書き下ろし。 個人的にはこれよりは「ぼくが彼女にしたこと」のほうが好きだ。

西澤ファンには外せない一冊だろう。
巻末の著作リストを見てみた。初期の作品と神麻嗣子シリーズのいくつか以外はだいたい読んでいる。

腕貫探偵やタック・タカチシリーズをもっと読みたいものだ。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 水準以上の短編集です。

動機、そして沈黙


ラベル:西澤保彦
posted by 濫読ひで at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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