2009年11月23日

小路幸也 ブロードアレイ・ミュージアム (11/2009) ☆☆☆☆1/2


ブロードアレイ・ミュージアム
著者: 小路幸也
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 346p
発行年月: 2009年03月
1,571円 (税込 1,650 円) 送料無料
ブロードアレイ・ミュージアム

ニューヨークを舞台にした、小路幸也の作品。
NYなのに度量衡がメートル法なのにはどうしても違和感を覚えるが、それを除けば非常に面白い。

ブロードアレイ・ミュージアムというのは、ブロードウェイの外れにある小さな博物館だ。入口は目立たない。そのため、アポイントメントがない限り、誰もやってこない。物語は、ある作家がそこのインタビューをしようとやってくるところから始まるが、実際のストーリーは語り手たちの思い出話となる。
新人キュレーターのエディは、謎の男、EGの紹介でここに勤めることになった。ここには、フェイという美少女がいて、彼女が何かに触ると、固まってしまう。 それは、その物にまつわる、近い将来おこる不幸な出来事(死者が出るもの)を「見て」しまうからだ。  周りの皆は、フェイの「見た」ものが起きないように奔走する。 あるときはコルネットだったり、あるときは香水。
フェイのヒントを頼りに、皆が全力を尽くす。
そして最後に、なぜか赤ん坊が出てくる…

魅力的な登場人物たちがおりなす、楽しい探偵物語、といえばいいだろうか。 登場人物の大部分は脛に傷持つ身だが、皆明るく陽気で、そしてフェイのことが大好きだ。
最後に、フェイの正体、そしてエディに求められた本当のミッションも明らかにされ、大団円になる。

読んでいて楽しい物語集に仕上がっている。

おすすめ度:☆☆☆☆1/2 真面目なエディ君の仕事ぶりを見てみたいものです。


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ラベル:小路幸也
posted by 濫読ひで at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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