2009年11月07日

江上剛 いつもそばにいるよ (11/2009) ☆☆☆☆1/2


いつもそばにいるよ
著者: 江上剛
出版社: 実業之日本社
サイズ: 単行本
ページ数: 348p
発行年月: 2009年01月
ISBN:9784408535425
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
いつもそばにいるよ

ビジネス小説の江上剛がオカルト小説を?
ちょっと不思議だったが、読んでみてわかった。
これはオカルト小説ではなくて、幽霊が出てくるビジネス小説だということが。

僕は、死んでしまったようだ。死んだ自覚はないが、家族の皆が泣いているし、これは自分の葬式でもある。
なぜ僕は死んだのか?どうやら自殺だったようだ。 だが自分ではその記憶はない。なぜ僕は自殺しなければいけなかったのだろう?
妻の佐代子は、僕の死因を追及してくれることになった。僕の勤めていた建設会社はそれに徹底的に抵抗する。 佐代子は弁護士に相談し、善後策を探る。僕は、会社の関係者の連中の話を聞くことにした(なんたって幽霊なので、どこにでも行けるし誰にも気づかれないのだ)。 すると、だんだん自分がおかれた状況がわかってきた。 裏には大きな談合が隠れていたのだ…。

最初はあれ?と思ったが、なるほど、という気もした。
幽霊であれば、自分の敵対陣営が何をしていて、というのをその場で聞いていても何も問題はない。 その形で、一人称小説の限界を突破しているのだ。

会社には悪人がたくさんいる。だが、それだけではなくて、いい人間たちもたくさんいる。そして家族は自分を信じていてくれる。 それだけも、生きている価値があるのだろう。 幽霊になってしまったら、生きているわけではないのだが…

エンディングはもう少し違う形があったかもしれない、と思った。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 あなたは、家族をどこまで信じられますか?


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ラベル:江上剛
posted by 濫読ひで at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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