2009年10月31日

ほしおさなえ モドキ (10/2009) ☆☆☆1/2


モドキ
著者: ほしおさなえ
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 266p
発行年月: 2006年04月
ISBN:9784048736893
本体価格 1,400円 (税込 1,470 円) 送料無料
モドキ
ちょっと前の、ほしおさなえの作品。
天の前庭
http://hidebook.seesaa.net/article/11900631.html

恩寵
http://hidebook.seesaa.net/article/123754366.html

をここで紹介している。
あとは「ヘビイチゴ・サナトリウム」だが、読み損ねている。

さてこれは「モドキ」の話だ。
複数の登場人物の視点で描かれる。 最初のうちは、誰の視点なのか、あえて明らかにされていない。読み進めるうちにだんだんこれが誰なのかはわかってくる。

あるサイトで、小さい女の子(これは成長していない、という意味ではない。文字通り手のひらに乗るほどに小さくなってしまった女の子、ということだ)のことを撮った写真が公開されている。もちろんそれは合成であろう。 だが、それをみて、ある女性は胸が騒いだ。 昔、彼女は小さくなりたい、と思っていたからだ。 なぜなら、一時期彼女はそうだったから…
キーになる名まえは「藤谷あみ」だ。
あみというのは役名。「科学レスキュー911」というテレビ番組の中で、小さくなってしまった女の子だ。

カホは、スーパーでバイトしている。 あるとき、カホは、バイトのマツナガが小さな人形の服を買っているのを見た。 マツナガは、ドールを持っているのではなく、実は小さな人を持っている、というのだ…。 カホの同僚のカメイさんは、いつもなんだか夢を見るような感じがする。 実はカメイさんは、昔「藤谷あみ」だった。 そしてカホに異変が起きた…。


設定にしても説明にしても、ちょっと中途半端な感じがする。
モドキの発生にしても、これくらいの説明なら不要だと思う。 ファンタジーとしてもホラーとしても、もっと突っ込んだ話にできたのではないか。パニック小説にもできたかもしれない。 

と、ちょっと個人的には不満が残ってしまった。

お勧め度:☆☆☆1/2 小さい人たちが出てきたらあなたはどうしますか?

追記:楽天ブックスの説明に、ちょっと意外なことがでている。彼女の素性がそうだとは知らなかった…
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モドキ
posted by 濫読ひで at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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