2009年10月31日

小路幸也 Brother sun 早坂家のこと(10/2009) ☆☆☆☆


Brother sun早坂家のこと

著者: 小路幸也
出版社: 徳間書店
サイズ: 単行本
ページ数: 286p
発行年月: 2009年08月
ISBN:9784198627768
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
Brother sun早坂家のこと

最近の(というか前からかな)小路幸也は、「血がつながらない家族」についての題材が多いような気がする。それと「幽霊」(というか現世への未練かな)。
これは「早坂家のこと」とあるように、早坂家の3人姉妹(あんず、かりん、なつめ)のことを描いている。母親は早く死んでしまい、長姉のあんずが家族の世話をしてきた。三姉妹もかなり成長したので、父親は再婚し、子ども(陽)も生まれた。

皆それなりに幸せに暮らしているそんなとき、ひとりの男性が現れた。どうやらそれは、父の兄、自分たちにとっては伯父さんらしい。そのわりに存在も聞いたことがない。いったい何があったのか…三姉妹は疑問に思う。
伯父は画家だった。最近賞を受賞したらしい。 それで訪ねてきたのだろうか? そして…

伯父の出現のことを、三姉妹それぞれの立場から描いていく。 そして三姉妹の彼氏たちにも、話しがつながっていく。 エピローグは高校生になった陽の立場から。

「家族」というのは血の問題ではない。結局は、一緒に住んでいる、もっとも近しい存在、ということになる。家族の中でそれぞれ問題が起きたり、悩んだり、支えあったり。
最後の陽のエピソードには一瞬驚く。ただし、大きな事件にはならなかった、ということがまたなんだか嬉しい。 

小路幸也は「幸せ」を描く作家なのだから。

お勧め度:☆☆☆☆ 家族って、いいですね。


Brother sun早坂家のこと
ラベル:小路幸也
posted by 濫読ひで at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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