2009年10月17日

門井慶喜  パラドックス実践 (10/2009) ☆☆☆☆1/2


パラドックス実践

雄弁学園の教師たち
著者: 門井慶喜
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 269p
発行年月: 2009年06月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
パラドックス実践

雄弁学園は、神戸の六甲アイランドにある特別な学校だ。
普通の授業以外に、論理についての授業がたくさんある。雄弁の歴史を学び、実践する学校ということになる。

能勢は、雄弁学園に移り、高等部の授業を受け持つことになった。彼の大学の専攻がプラトンだったということが有利に働いたらしい。実際はほとんど勉強などしていなかったが。彼が受け持ったクラスに、三人の飛びぬけて優秀な生徒がいた。その三人が優秀だったのが「パラドックス実践」という授業だ。能勢は、その三人から質問というか、命題を受けた。その問題が解けるかどうかで、彼の今後の運命が決まるといってもいいだろう。実は、その3人にやりこめられた国語の女性教師、五十嵐桂子が、直前に退職していたのだ。能勢は、桂子にコンタクトして、問題の対応方法を聞いてみることにしたが…

この表題作は高等部が舞台だ。それ以外に初頭部、中等部、大学でそれぞれケースがあげられている。

能勢や桂子以外にも、面白い人材がそろっている。
それぞれのケースはやはり論理と雄弁がからんでいる。そのへんが好きな人たちにはたまらなく面白いだろう。
詭弁やレトリック、といいかえてもいいかもしれない。

いずれにせよ、この学園シリーズ、もっと続いてほしいものだ。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 雄弁学園に入学してみませんか?




パラドックス実践


ラベル:門井慶喜
posted by 濫読ひで at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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