2009年08月29日

西澤保彦 マリオネット・エンジン (8/2009) ☆☆☆1/2


マリオネット・エンジン
講談社ノベルス
著者: 西澤保彦
出版社: 講談社
サイズ: 新書
ページ数: 259p
発行年月: 2009年02月
ISBN:9784061826359
本体価格 860円 (税込 903 円)
マリオネット・エンジン

西澤保彦の書いた、初めての「SF作品集」になる。
彼はいままでもSF的なものを多く書いていたが、あくまで「ミステリ」のカテゴリーであった。神麻嗣子なんかもむしろSFではなくてミステリ、という位置づけだ。

今回は完全にSFのみを集めた本となっている。
「シュガー・エンドレス」はホラーに近いSFともいえる。啓路は高校中退の若者だ。 彼は変な性癖を持っている。それは砂糖を嗜好することだ。 彼はある日、いいことを考えた。料理のなかに砂糖を使えばいいのだ。そうすれば誰にもとがめられずに砂糖を取れる…
短編がいくつかならび、そして表題作の中編になる。
表題作は、彼が昔書いたSFをリライトしたものだ。 昔なら「ハードSF」と呼んだだろう。今は何と呼ぶのだろうか?

未来の話。人類はすでにセックスをしなくなっているし、子供も産まなくなっている。 ただしセックスの快楽を得るために、「セクスプロイタ」という機械をパートナー同士で使う。 それだけではない。「パスティッシュ」という外見も自由に変えられるようになりつつある。 オギとコウは夫婦だ。 そしてオギはコウとの交歓の際には特殊な嗜好をあらわにする…

実質的には、この表題作をどうみるか、ということになるだろう。
個人的には、あまり好きではない。 
もちろんハードSFだから、というのもないわけではないが、設定の説明があまりにわかりにくいのだ。もちろんそれも意図することなのかもしれないが、設定が複雑なため、何がなんだかよくわからなくなってしまう。 SF好きであれば、そんなの何でもないよ、自然に読めばいいのさ、ということになるのかもしれないが、私は残念ながらその域には達していない。 

とっつきにくいのが残念、といえるだろう。

お勧め度:☆☆☆1/2 設定を理解できるかどうかですね。

マリオネット・エンジン


ラベル:西澤保彦
posted by 濫読ひで at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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