2009年08月22日

角田光代 森に眠る魚 (8/2009) ☆☆☆☆


森に眠る魚

著者: 角田光代
出版社: 双葉社
サイズ: 単行本
ページ数: 365p
発行年月: 2008年12月
ISBN:9784575236491
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料無料
森に眠る魚

子供を媒介にして知り合った5人の母親。
それぞれが悩みをかかえている。そして母親たちは皆、友達でありライバルだ。
なぜなら、子供の「お受験」があるから。それだけではない。暮らし向きのことなどもある。それぞれがお互いを頼り、好み、嫌い、傷つく。 完全に幸せな女性は出てこないのだ。


角田光代という人は、もしかしたら女性の集団の中でみんなに合わせることができなかった人なのかもしれない、と思う。
少なくとも、みんなに合わせることに苦痛を感じていたのではないか。 女同士の「友情」というよりも関係について、かなり辛辣な表現が目立つ。

個人的には、5人も出す必要なかったかもしれないな、と思った。
とぎれとぎれに読んでいくと、人格が混乱してしまうのだ。
もちろんキャラクターはかなり違うのだが、それでもちょっとあれ?と思ってしまう。 私の記憶力の問題とはいいながらも、話の持っていきかたとしては4人でもよかったのかもしれない、と思う。

母親たちの個性はそれぞれ強いのだが、予想したような不倫のシーンはあまりない。一人だけ不倫相手がいるが、それ以上ではないし、その不倫は、最後のシーン以外はあまりストーリーの中での重要性はない。 そんなものがなくても、お互いの相克を描くだけで十分なドラマになっているのだ。

お勧め度:☆☆☆☆ 女同士、そして母親どうしの戦い。 男からするととっても怖いです。




森に眠る魚


ラベル:角田光代
posted by 濫読ひで at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。