2009年08月02日

小路幸也 Heartblue (7/2009) ☆☆☆1/2


Heartblue

東京創元社・ミステリ・フロンティア
著者: 小路幸也
出版社: 東京創元社
サイズ: 単行本
ページ数: 348p
ISBN:9784488017378
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料無料
Heartblue

出版が2007年だから、ちょっと前に出た本ということになる。
サスペンスホラーといえばいいのだろうか。

舞台はニューヨーク。 失踪人課のダニエル・ワットマンのところに届け出があった。ある女の子を探してほしい、と。


その子、ペギーは無残な姿で見つかった。そして彼女はあるキーホルダーを持っていた。
ワットマンは、わずかな手がかりから事件の全貌を追いかける。すると、彼の大切な人たちを巻き込む事件になっていることがわかってきた…


個人的には、どうしても読後の違和感が残る。
ニューヨークの警察官の行動とはとても考えらえないようなことが多すぎるから。まるで日本の警察官のようだ。  
あと、米国にいないとぴんとこないのかもしれないが、たとえば身長を記載する時にセンチ、という単語は全く使わないのだ。 もちろん翻訳の上で実質的に換算したのだ、といういいわけはたつのではあるが、こういうときには○○フィート○○インチ、などと言ってほしい。 それがNY情緒にもつながることになる。
名前の呼び方についても、「X-File」のような例は一応あるのだが実際はやはり人を呼ぶときにファーストネームで呼ぶ。
よほどのことがない限り苗字は使わないのだ。

舞台をあえてNYにせず、国内を舞台にして小説として作った方がよかったかもしれない、と感じた。

そのへんの違和感がが澱のように溜まってしまい、ちょっとバイアスがかかった読み方になってしまったようだ。
それを気にしない人にとっては、それなりに面白い小説だ、といえないこともないだろう。

お勧め度:☆☆☆1/2 それでも、生きていくって書いてあります。


Heartblue


ラベル:小路幸也
posted by 濫読ひで at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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