2009年07月19日

池上永一 テンペスト (上・下) (7/2009) ☆☆☆☆☆


テンペスト 上(若夏(うりずん)の巻) 下(花風の巻)
著者: 池上永一
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 426p(上)427p(下)
発行年月: 2008年08月
本体価格 各 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
テンペスト 上(若夏(うりずん)の巻)
テンペスト 下(花風の巻)

本屋大賞ノミネート作品。


やっと、この本を読み終わった。
そして後悔した。

なぜか? なんでもっと前にこれを読まなかったんだ!と。

素晴らしい。 
長い作品だが、まったく気にならない。
むしろ、読み終わるのを惜しく感じてしまうような作品だった。

時は江戸末期。場所は琉球王国。
天才美少女真鶴は、王府にあこがれ、身を宦官と偽って科試(国家試験)を突破、役人となる。名を孫寧温。 

寧温は、内部の敵から攻撃され続けるが、持前の機転、明るさ、そして周りの人々からのサポートにより、問題を切り抜けていく。秀才の朝薫はライバル兼仲良しの同僚として彼女を助け、また実兄の嗣勇も、身分を隠して女形の踊り子となり、王宮に入っていた。

寧温の正体はなんとかばらされずに過ごしていたが、陰謀の結果、なんと八重山に流されてしまう。

だが寧温はくじけない。 そして、とんでもない形で王宮に戻っていく。 王宮に戻った寧温には、より大きな敵が待っていた。
それは、日本の開国を迫るペリーであり、歴史のうねりだった。 果たして寧温は、そして琉球王国はどうなってしまうのか…

こんなとおりいっぺんの説明では、この小説の魅力は伝えきれない。 ありえない設定とは言え、血沸き肉踊る。
男も女も、寧温に、あるいは真鶴に感情移入するだろう。
そして運命に打ち勝つことを真に願う。

ザッツ・エンターテインメントだ。
歴史小説、冒険小説が好きな人にも、恋愛小説が好きな人にも勧められる。

厚さにけおされずに読んでみることだ。
多くの人が、その内容に魅了されるだろう。

お勧め度;☆☆☆☆☆ 文句なし! 読み終わるのが勿体ないくらいでした。本屋大賞の受賞作にしてもよかったでしょう。

テンペスト 上(若夏(うりずん)の巻)
テンペスト 下(花風の巻)


ラベル:池上永一
posted by 濫読ひで at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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