2009年07月18日

ほしおさなえ 恩寵(7/2009) ☆☆☆☆


恩寵
著者: ほしおさなえ
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 367p
発行年月: 2008年12月
ISBN:9784048739023
本体価格 1,900円 (税込 1,995 円) 送料無料

恩寵

女性ならではの、ゆるやかな世界。ゆるやかな語り口。
ゆっくりと流れる時間のなかで、天の恩寵、そして亡き父の思いを感じる…そんな感じの話、とくくればいいのだろうか。

フウリ(風里)は、小さな古い一軒家を借り、住み始めた。そして植物園でアルバイトも始める。
そこで人々と出会い、生き方を考え始める。 
そして、自分の住む家の井戸にまつわる話を知る。

一方、時間と視点を変え、今度はその家に昔住んでいた家族の話になる。 書家の父を敬い、反発していた娘、葉(よう)は、父が病に倒れたことで…

ストーリーとしてはそれぞれ関連しながらも独立していて、そのうちに時間を超えて二つがつながっていく。 
そして、最後には、この世に生まれることを祝福される子供が現れる。

この本は、推理小説とは言い難い。ファンタジーといえばたぶんファンタジーではあるだろう。
そして、あふれているのは「愛」なんだろう。
反発はあっても、悪人は出てこない。
読んでいて癒されるような感じがするのは、そのせいかもしれない。

お勧め度;☆☆☆☆ ゆっくり味わってください。

恩寵


ラベル:ほしおさなえ
posted by 濫読ひで at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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