ぼくのメジャースプーン
講談社文庫
著者: 辻村深月
ページ数: 514p
発行年月: 2009年04月
ISBN:9784062763301
本体価格 762円 (税込 800 円) 送料無料
ぼくのメジャースプーン
2006年に出版されたこの本が、文庫になって登場。
ある日、学校でひどい事件が起こってしまった。犯人は医学部の学生。何もそれを悪いことだと思っていない。こんなやつのために、クラスメートのふみちゃんは心を閉ざしてしまった。
ぼくには、力があるらしい。だけど、それを使うのはとても難しい。
ぼくにだけできることがある。
だからぼくは、先生に力のことを教わった。そして、何ができるのか、何ができないのか、というような限界も。
いろいろ学びながら、その日は着々と近づいてくる。
そして…
だが、これ以上のストーリーは明かせない。というか、明かしたくない。文庫の解説についているサマリーですら、長すぎるくらいだ。
なぜか? この内容を、真白なこころで味わってほしいから。
タブラ・ラサ という言葉がある。
真っ白な紙で、先入観をもたないで、この本を読んで欲しい。
それが、「ぼく」のふみちゃんに対する心への共感を呼び起こすと思うから。
もちろん、ストーリーは完璧ではないし、いろいろと欠点もあるような気はする。だが、それを補って余りあるような内容になっている。それは、ぼくがふみちゃんを思う気持ちが、とてもまっすぐだから。
ぼくは、うさぎになろうとしたのかもしれない。それをふみちゃんが望んでいるかということとは別にして。ただ、ぼくはそれが他の人たちにとって何を意味するのか、ということまで心がまわらなかったのだ。 でも結局…
お勧め度:☆☆☆☆☆ みずみずしい心で読んでください。
ぼくのメジャースプーン
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