2009年06月13日

大倉崇裕 オチケン、ピンチ!! (6/2009) ☆☆☆☆


オチケン、ピンチ!!
Rakugo club part 2  ミステリーya!
著者: 大倉崇裕
出版社: 理論社
サイズ: 単行本
ページ数: 311p
発行年月: 2009年05月
ISBN:9784652086339
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
オチケン、ピンチ!!


以前紹介した
オチケン!http://hidebook.seesaa.net/article/67143614.html の続編になる。

越智健一は、大学の落語研究会(オチケン)のメンバーだ。
名前とサークルがここまでぴったり合うのは珍しいだろう。

今回のエピソードは二つ。「三枚の始末書」と「粗忽者とアリバイ」だ。
落語好きな人には、タイトルからもある程度想像つくだろう。「三枚起請」「粗忽長屋」を題材にした話だ。

三枚起請、という落語は、吉原の花魁(おいらん)が、「あなたと結婚します」という起請文(誓約書)を三人に書いたところから起きる騒動だ。 今回の話はその落語とからめて、始末書を三枚出したら大学を退学になってしまう、というものになっている。

大学の学生部がそこまで厳格か、とか学生部の土屋の正体はいったい、とかいろいろ疑問はあるが、楽しく読めるものになっている。

落語を知らない人でも楽しめるが、落語を知っていると、もっと楽しめるかもしれない。
一方、落語に固執しすぎると、トリックというかタネが甘くなりがちだ。その兼ね合いは難しいだろう。

お勧め度;☆☆☆☆ サークル同士の暗躍も恐ろしくおかしいです。


オチケン、ピンチ!!


ラベル:大倉崇裕
posted by 濫読ひで at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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