2009年05月30日

角田光代 福袋 (5/2009) ☆☆☆☆


福袋
著者: 角田光代
出版社: 河出書房新社
サイズ: 単行本
ページ数: 232p
発行年月: 2008年02月
ISBN:9784309018539
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円) 送料無料

福袋

ちょっと不思議な中短編集。
これこそが文学、というものなのだろうか?
日常的なところにおきる小さな事件。なんとなく伊藤たかみに影響されているのでは、というのはうがちすぎだろうか?(伊藤たかみは元夫)

「箱おばさん」
店におばさんがむりやり置いて行った段ボール箱の中には何がはいっていたのか?

「イギー・ポップを聴いていますか?」
家の前においてあった、綺麗な紙袋の中には、ビデオがたくさん入っていた…。

「白っていうより銀」
通りがかりに突然に赤ん坊を預けられたが、母親がもどってこない…

「カリソメ」
離婚する夫の同窓会に代理出席した…

そして秀逸な「母の遺言」
母の遺言に書かれていたのは、いったい何だったのか?母は何を気にしていたのか…

等の短編がならんでいる。
だいたい水準が高いといえるだろう。
ただ、表題作はそれほどでもない。 なぜ彼女がこれを表題に選んだのか。もしかしたらマーケティング戦略だったのかもしれない。

お勧め度:☆☆☆☆ 角田光代ファンでなくても楽しめます。日常のなかの世界が描かれています。


福袋


ラベル: 角田光代
posted by 濫読ひで at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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