2009年05月23日

吉村萬壱 ヤイトスエッド (5/2009) ☆☆☆☆


ヤイトスエッド
著者: 吉村萬壱
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 234p
発行年月: 2009年04月
ISBN:9784062153737
本体価格 1,600円 (税込 1,680 円) 送料無料
ヤイトスエッド

吉村萬壱の短編集。
不思議な香りがただよっている。

「イナセ一戸建て」 
近所のおんぼろ平屋は、理容室イナセの裏にあり、「イナセ一戸建て」と呼ばれている。 その中に住む男は、作家だった。私は作家を目指していて、彼は私のヒーローだ。 私は、一戸建てに忍びこんだ…

「B39」「B39−2」 
工場の工女、美佐絵は、男たちの慰みものになっている。男の立場から、そして彼女の立場からの話し。

「ヤイトスエッド」
街に「ヤイトスエッド」という男が現れるといわれていた。
突然「ヤイトスエッド」と叫び、お灸をすえるというものだ。
喫子は、ある日、ヤイトスエッドに襲われそうになった…

ほかにもヘンな話が並んでいる。
純文学ともちょっと違うような感じはする。

お勧め度:☆☆☆☆ こういうテイストが好きな人に。

ヤイトスエッド
ラベル:吉村萬壱
posted by 濫読ひで at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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