2009年03月02日

上田早夕里 ショコラティエの勲章 (2/2009) ☆☆☆☆1/2


ショコラティエの勲章
東京創元社・ミステリ・フロンティア
著者: 上田早夕里
出版社: 東京創元社
サイズ: 単行本
ページ数: 278p
ISBN:9784488017507
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料別
ショコラティエの勲章

創元のミステリ・フロンティアの作品。
作者はこれが第4作。ただしデビューと二作目はSFで、ミステリとしては二作目ということになる。

舞台は和菓子屋とチョコレート屋になる。というか、和菓子店の娘のあかりと、その二軒隣のショコラトリーのショコラティエである(つまりチョコレート屋のチョコレート職人)長峰シェフが出会い、あかりが、長峰の助けをかり、あるいは長峰と対峙しながら問題の解決をはかっていくものだ。出会いは、ショコラトリー「ショコラ・ド・ルイ」にあかりがチョコレートを買いにいった時にあった。あかりの目の前で、中年女性が、女子高生たちが万引きした、と言う。ところが万引きしたのなら箱があるはずだが、箱はない。
はたして本当に万引きがされたのか。
それを、あかりが解決した。

その後のエピソードは、あかりの好奇心の強さが出たものになっていることが多い。それが果して関係者にとっていい結果になるのかどうかはさておき、あかりは自分が納得したい、という気持ちから行動する。
長峰も自分に非常にプライドをもっていて、菓子づくりにはまったく妥協がない。

その二人のかけあいがいい感じに仕上がっている短編集だ。

どうやらこの作品は、前作と一部舞台がかぶっている。作者のワールドが、今後形成されていくのだろう。期待していきたい。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 和菓子もチョコもいいですね。

ショコラティエの勲章


posted by 濫読ひで at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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