2009年01月25日

西尾維新 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (1/2009) ☆☆☆☆1/2


不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

講談社ノベルス
著者: 西尾維新
出版社: 講談社
サイズ: 新書
ページ数: 181p
発行年月: 2008年12月
ISBN:9784061826267
本体価格 800円 (税込 840 円) 送料別
不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

あまりに長いタイトルだ。
一度で覚えられる人はほとんどいないだろう。

で…実はこれはシリーズもの、シリーズ4作目だったそうだ。
知らずにこれから読んでしまった。
他の3作は
  • きみとぼくの壊れた世界
  • 不気味で素朴な囲われた世界
  • きみとぼくが壊した世界
    だそうだ…

    で、この物語の語り手は「病院坂迷路」という。どうやら同名の女性が過去の作品に登場しているようだ。だが、今回は、「当時中学生だった彼女の、意味のないバックアップ」ということだ。
    バックアップ、の意味は判然としないが。身代わりとかではないようだ。分家だし。



    さて、もう一人の中心人物は「串中弔士」という。
    彼は女子高の先生をやっている。

    で、迷路によれば、彼は人でなしだという。「人でなしでありつつ教師だ」ということだ。

    迷路は、もともとちょっと怪我をした先生のかわりに、臨時の教員としてやってきた。
    そこで弔士とひさびさに会ったのだ。
    そして、学校で連続殺人事件が起きる…


    この物語の作者の西尾維新は、天才なんだろうか。それとも狂人なのだろうか。
    このようなキャラクターを作り、このような事件を起こし、そしてこのような結末をもたらす。
    そして何よりも、通常であれば出てくるであろう人たちが出てこない(それもちゃんと弔士は言及しているが)ような作品を成立させてしまうのだ。
    ほかにも、アンフェアといわれるかもしれないようなミスリードもしている。

    だが、これがたぶん彼のやり方なんだろう。

    そして彼は多作だ。量産型作家とも言える。
    こんな作品を含め、多くの作品を創出する。

    この作品はミステリーと言えばいえるが、実はそうではないのかもしれない。単純に弔士を描きたかったのかもしれない。
    他のシリーズで彼がどう描かれているのか、見たくなってしまう。

    ありえないこの作品に乾杯!

    お勧め度:☆☆☆☆1/2 「死にたくない!」

    不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界


    ラベル:西尾維新
  • posted by 濫読ひで at 16:18| Comment(0) | TrackBack(1) | 作家な行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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    黒猫さんのいないシリーズ第4作:不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界
    Excerpt: 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)作者: 西尾 維新出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12メディア: 新書 【参考】 第一作:「きみとぼくの壊れた世界」..
    Weblog: 本読みの記録
    Tracked: 2009-06-17 23:47
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