2008年11月09日

服部真澄 エクサバイト (11/2008) ☆☆☆☆1/2


エクサバイト

著者: 服部真澄
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 381p
発行年月: 2008年01月
ISBN:9784048738224
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別

エクサバイト

エクサバイト、というのは容量の単位だ。
フロッピーが700キロバイトとか言っていた時代もあるが、現在ではキロからメガバイト、そしてギガバイトになってきている。
その上にテラバイトがあり、エクサバイトはその上だ。時は2025年。記録媒体の小型化により、人々はみな超小型記録メディアユニットを見につけている。そうやって、人生全部を記録することができる、ということになる。この記録ユニットを使ってビジネスをやっていた映像プロデューサーのナカジに、ひとつの誘いがあった。「エクサバイト商会」というところからだ。
記録ユニットを人々から譲り受け、100年後に公開して「歴史」に名を残す人たちの見た物を残そうというものだ。

そして、ナカジはその裏にある陰謀と、ユニットの問題を知っていくことになる…。



確かに面白い設定ではある。
ユニットを着けることがナチュラルになる時代…そんなのは来てほしくない。それこそ「外せない」ユニットによる記録は、記録してほしくないものを記録してしまうことになるのだから。

あと、ユニットが記録できるのは15テラバイト、とあったが、これでは容量は絶対に足りない。テレビ番組のアナログデータを1週間ぶっ続けに記録するだけで、すでにテラバイトの容量を食うのだ。動画データの容量はそれほど大きい。
もちろん未来にはそのへんを解決するための小容量データ蓄積の技術ができている、という設定ならそれでもいいのだが。そこまでの説明は見当たらなかった。

そんな細かい問題はさておき、全体のストーリーとしては面白い。ある登場人物の正体は、早めにわかってしまう感じがするので、そこをもう少し隠せたらよかったかもしれない。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 ユニットを皆がつけた世界…怖いです。でもあるのかも。

エクサバイト


ラベル:服部真澄
posted by 濫読ひで at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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