2008年10月26日

ヒキタクニオ 上を向いて歩こう (10/2008) ☆☆☆☆1/2 「


上を向いて歩こう
著者: ヒキタクニオ
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 341p
発行年月: 2008年07月
ISBN:9784062148436
本体価格 1,700円 (税込 1,785 円) 送料別

上を向いて歩こう

神楽坂にある、リニューアルした小さな湯屋。桐山は、娘ふたりを育てながら、その湯屋をいとなんでいる。
桐山は元筋者らしい。だが足を洗ってこの湯屋を始めたようだ。

この湯屋、そして近所の店などを舞台にして、物語が展開される。
ただ、その物語は決して波乱万丈のものではない。
ヤクザの話がからむにしても、それはトラブルを生むたぐいのものではなく、単純に思い出として語られる。

日々は淡々と過ぎる。神楽坂、という昔のたたずまいを残した土地で。

それぞれよくできたエピソードになっている。「一通大臣」などは定年後の男性にはありそうな話だ。一方「鬼やんま」は泣かされる。

最後の「上を向いて歩こう」はこの湯屋の成立前に起こったことの回想だ。 そういうことだったわけだ…

淡々としつつ、ほろりとさせられる佳品といえるだろう。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 「エンコ屋」という商売は初めて聞きました。


上を向いて歩こう


ラベル:ヒキタクニオ
posted by 濫読ひで at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家は行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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