2008年10月18日

不知火京介 ただいま (10.2008) ☆☆☆☆1/2


ただいま
著者: 不知火京介
出版社: 光文社
サイズ: 単行本
ページ数: 278p
発行年月: 2008年09月
ISBN:9784334926335
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円) 送料別
ただいま

ファンタジー中編集といえばいいだろうか。
単なる小説というよりはファンタジーに近いだろう。
SFというのはちょっと違うし、ホラーではない。


最初の「あなたに会いたくて」という作品は普通の小説だ。ただし設定がちょっと変わっている。「僕」は一時的に記憶を失ってしまった盲人だ。気づいたら、女性のところで介抱されていた。 僕はなぜそこにいるかわからない。彼女は、僕のことを世話してくれるようになり、奇妙な同居生活がはじまった。僕は彼女にいろいろしてもらうが、記憶は戻らない。 そしてある日、彼女に置き去りにされたと思ったら、警察が迎えにきた。 彼女は僕の身元を知ったのだろう。 捜索願が出ていたからだ。 僕は自分の「家族」の元に戻るが、記憶は戻らない。 僕の悩みは続く…。

「ただいま」これは不思議な体験だ。知らない少女が、アルバムに映っている。自分の好みなのに、知らない。 いったいどうなっているのか。

「夢の中へ」 この作品が一番好きだ。 私はプロポーズされた。私は夫と死別していて、娘の美樹と二人で住んでいる。 相手の男性にも息子がいる。 私は、美樹が書いたお話を読んでみた。私と美樹で、過去に戻っていく話だ。 ふと気づくと、私は過去に飛んでいた…。

読んでいて、なんとなくいとおしくなるような気がする。
素敵な作品集だといえる。
ファンタジーに、理屈はいらない。 楽しめばいいのだから。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 素敵な奇跡に乾杯!


ただいま


ラベル:不知火京介
posted by 濫読ひで at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。