2008年10月04日

池井戸潤 オレたち花のバブル組 (10.2008) ☆☆☆☆1/2


オレたち花のバブル組
著者: 池井戸潤
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 323p
発行年月: 2008年06月
ISBN:9784163267005
本体価格 1,667円 (税込 1,750 円) 送料別
オレたち花のバブル組

バブル時代に大手銀行に入行した「バブル組」も銀行では中堅になりかかっている。
半沢は、伊勢島ホテルの担当になった。別の部店では同ホテルの運用失敗を見抜けなかった、ということで半沢の部署に担当替えになったのだ

おりしも金融庁検査が来ることになった。金融庁検査で同グループを問題債権に分類されてしまうと、銀行に大きな赤字が生じる。引当金を積む必要が生じるためだ。

半沢は、金融庁検査をクリアしながらホテルの再建をすすめる、という難題をクリアしなければならない。
金融庁の検査官は、悪名高い黒崎だ。 彼は他の銀行の検査忌避の行為を見抜いて告発に持ち込んでいる。

黒崎はどうやらいろいろな情報を持っているらしい。はたして半沢は黒崎の矛先をかわせるか?


小説だけに、ありえないことも多い。金融庁の検査に対して、こんな態度で臨むことなど、銀行ではありえないだろう。
また、役員に対して平気な顔で相手を非難したりできる、というのもありえないだろう。

だが、それがいけない、というのではない。
小説だからこそできる、爽快な技だ、といえる。

金融関係者はこれを見て、かなり胸のすく思いをするのではないだろうか。

もちろんいいことばかりではない。話の結末には、苦いものも交じっている。 
続編をまだまだ期待したい。

お勧め度:☆☆☆☆1/2 金融庁に負けるな!

オレたち花のバブル組


ラベル:池井戸潤
posted by 濫読ひで at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家あ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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