2008年09月15日

山本甲士 あたり (9/2008) ☆☆☆☆☆ 


あたり (魚信)
著者: 山本甲士
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 269p
発行年月: 2008年06月
ISBN:9784163266404
本体価格 1,619円 (税込 1,699 円) 送料別
あたり

名手、山本甲士の作品。
この作家はあまり知られていないかもしれないが、素晴らしい作品を書く。

「奇跡を信じたければ、釣りをするがいい。」
ある地方の言い伝えだ。
この短編集は、釣りを通じて奇跡に出会う人々の物語だ。場所が同じ川であり、登場人物はところどころでつながっている。

「おいかわ」 これは、今年の濫読ひで短編賞ノミネート作品、ということにしよう。
リストラされた男性が、川でオイカワ釣りをする男性に出会い、それからどんどん人と出会い、性格も生活も変わっていく物語だ

「らいぎょ」 無職の若者が、アパートの隣に住む小学生と釣りで仲良くなり、お互いに元気になっていく話。

こんな感じで、いい話が並んでいる。「まぶな」の最後のところはここまで書かなくても、という気もするが、それでも全体的にうまくまとまっていて、読後感もさわやかだ。

お勧め度;☆☆☆☆☆ 文句なし。久々に彼の本を読めてうれしかったです。

山本甲士の他の作品:
わらの人 (大傑作です)
http://hidebook.seesaa.net/article/29582740.html

君だけの物語 (別名 山本ひろし による傑作)
http://hidebook.seesaa.net/article/30706169.html

まきこまれ三部作(「かび」「どろ」「とげ」)
http://hidebook.seesaa.net/article/31793529.html

http://hidebook.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=%8Db%8Em&vs=http%3A%2F%2Fhidebook.seesaa.net%2F&fr=sb-sesa&ei=Shift_JIS

あたり


ラベル:山本甲士
posted by 濫読ひで at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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