2008年08月30日

米澤穂信 遠まわりする雛 (8/2008) ☆☆☆☆☆


遠まわりする雛
著者: 米澤穂信
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ
サイズ: 単行本
ページ数: 354p
発行年月: 2007年10月
ISBN:9784048738118
本体価格 1,400円 (税込 1,470 円) 送料別
遠まわりする雛

米澤穂信の「古典部」シリーズ。
主役はおなじみ、ものぐさ高校生の折木ホータローだ。
「安楽椅子探偵」的に事件を解決していく。
この中で最も素晴らしい作品は「心あたりのある者は」だ。
これはハリイ・ケメルマンの「9マイルは遠すぎる」をほうふつとさせる名作だ。
「10月31日、駅前の巧文堂で買い物をした心あたりのある者は、至急、職員室柴崎のところまで来なさい」 こんな校内放送が流れた。 ホータローは、千反田えるの求めに応じ、この放送に解説をつけてみる。そうすると意外なことが…

「手作りチョコレート事件」「遠回りする雛」この二点は、青春が甘酸っぱく描かれていて胸にせまるものがある。
そして、意外な二人が(そうではないか?)そんな思いを持ち始める、ということが明らかになっていく。

とにかく、面白い短編集だ。
ミステリーとしてもしゃれている。

お勧め度;☆☆☆☆☆ 素晴らしい推理です。

古典部シリーズ
「氷菓」
http://hidebook.seesaa.net/article/32281418.html
「クドリャフカの順番」
http://hidebook.seesaa.net/article/6982457.html

「愚者のエンドロール」
http://hidebook.seesaa.net/article/23928175.html


小市民シリーズ
http://hidebook.seesaa.net/article/31726886.html

さよなら妖精
http://hidebook.seesaa.net/article/9262788.html

その他米沢作品
http://tinyurl.com/5tex86


遠まわりする雛
ラベル:米澤穂信
posted by 濫読ひで at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家や行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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