なぜ泣くの
著者: 小手鞠るい
出版社: 徳間書店
サイズ: 単行本
ページ数: 234p
発行年月: 2008年07月
ISBN:9784198625580
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 送料別
なぜ泣くの
小手鞠るいの新作。
短編集だが、どこかでつながっている。
「愛ある結婚」
結婚するなら、愛のある結婚がいい。かすみは、そう思っていた。そして、愛があればいい、と思っていた。
だから彼女は、彼について、ニューヨークまで行った。子供ができ、夫は成功し、郊外に家をたてた。でも、心はもどってこなかった…。
それが、最初の結婚だった。
「幸せな結婚をしても、人は幸せにはなれない。愛ある結婚。あるいは、愛。それでも駄目なのだ。」
それが、かすみの得た教訓だった。
「なぜ泣くの」
日和子は、突然夫に去られた。
そして東京に出てきた彼女は、月夜、あるいは花夜と名乗り、夜、ひとりでベンチにすわる。
夫を探して。
そして、声をかけてきた男性に対して、最初の三十分は「仕事」を。そして残りの三十分は「物語」を。
ある男の告げた「物語」そしてその裏側、が描かれる。
平凡でどこにもありそうな話だが、なぜか切ない。
ほかにもいくつか話が展開されていく。他の話も、場所、あるいは登場人物がどこかでつながっている。
共通なのは、女性のからだが題材になることかもしれない。
男には絶対に描けない葛藤が、喜びが、背徳の思いがつづられていく。
そして、皆、愛を求めているのだ。
お勧め度;☆☆☆☆1/2 女性の求める愛をどうやったら…
なぜ泣くの
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